キャラウェイ　

セリ科キャラウェイ属・耐寒性二年草

葉はサラダやスープに、種子はピクルスやザワークラウト、チーズ料理、
パン、クッキーなどに用いる。
ドイツではリキュールの材料として用いられ、
シルバー・ブリット等のカクテルに用いられる。
イタリアのリキュール、カンパリのフレーバーとしても知られている。

香辛料として用いられるのは種子のように見える果実。
甘い香りとほろ苦い味、ぷちぷちとした食感が特徴。
フェニキア人の手によってヨーロッパ中に広められた。

健胃、駆風に良いとされる。
惚れ薬の材料としても用いられていた。

また、言い伝えに、子供のベッドの下に入れておけば、病気から守ってくれる。
家畜の餌に、キャラウェイ混ぜて食べさせれば、家畜が逃げていかない。
キャラウェイの種子を忍ばせておくと、その品物が盗まれない。
などと言われ、人や物をつなぎとめる力があると信じられてきた。


もともとアラビア語でカラウィーヤと証したのがなまって、
キャラウェイになった。